脳神経学の博士号取得者で、元マッキンゼーの消費者行動アナリストで、現在yahooのCIOで慶應義塾大学の教授…
と言う、今の時代が求める価値の体現者みたいな『安宅和人』さんって人がいます。
(「シン・ニホン」とか「イシューからはじめよ」とかの著書があり面白いですよ)
その人がアウトプットの出し方で言ってる事の一つに『質にこだわるな』があります。
■完成度をあげる所要時間
・60%の完成度に様す時間を100としたら
・70%まで完成度あげるのにプラス100
・80%までだとさらにプラス100
・90%までいくには途方もない程付のプラス
(90%の完成度なんぞ研究論文ですら要求されない。ビジネスならなおのこと)
■しかしやり方を変えると80%の壁を超えれる
『60%の完成度の仕事を2回回す』
2回目は60%完成度の中から4割ほど精度アップが見られて、結果として84パーセントくらいの完成度になってる。
と、安宅さんの体感として言ってます。
所要時間は、60%完成度×2回なので、合計200です。
80まで行くのに300かかり、80を越えようとすると途方もない時間がかかるとすると、84%完成度は500とか600の所要時間かもしれません。
半分とか1/3でアウトプットを作り出してるって事になります。
■我々の日常でもおきてません?
この考えを見て最初に思、思い出したのは、上司たちが好きな「ただ正論を述べる」指示。
上司が失敗したくないから、完成度をあげさせたくて、後10%、さらに10%と完成度をあげる指示を出し続けられる事ありますよね?
これを受けた側は、これまでかけて来た所要時間の「更に倍」「倍」と使わされていく…
こんなふうに部下が時間を使っていったら、自分が得られる成果も半分、1/3となる事は気づいてないのか…成果より失敗をしない事の価値が高いのか…
そのへんは人それぞれですが…
ドンピシャはまる事はなくても、近しい経験をしてませんか?
私は沢山してる認識です(笑)
(置かれた環境から上司を見る目がそもそもひん曲がってる可能性も多いにありますが(笑))
『質よりもスピードのコントロール』
改めて強く感じた事です(^^)
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