現在の会社の管理職で最も大事と教えられる
『部下の勤務状況を「管理」する事』
その管理項目は以下の通り
1)働き過ぎていないか?(勤怠ログ確認)
2)困ってないか?(エスカレルール)
3)仕事はちゃんとしてるか?(生産性)
これらを管理しながら目標を達成することが管理職の仕事である。
なんて事が一般化されてます。
この管理項目の意図を分解すると…
1)働き方過ぎてないか?
会社:電通事件のような労災防止
管理職:人事が命令するから
2)困ってないか?
会社:問題の事後発覚は企業価値を下げる
管理職:自分のせいにされたくないから
3)仕事はちゃんとしてるか?
会社:従業員は同一品質のものを作る生産装置である
管理職:俺は働かせる側の人間なんだとの意識
となり、会社は生産装置である労働者を一律でミスがないマシーンに仕立てあげたいので、管理職がそれに従順に従うという構図ですね。
※もちろんそういう意図で動いてない管理職もいますが、その人はこの構図の中で戦ってるひとです(^^)
この大きな構図のなか管理職の人もシゴトを全うしてるのでその人達、一人一人に責任はないです。
でも、将来についてはどうでしょうか?
今後も会社の意図の所はそうは変わらないのですが、
「従業員を一律にミスがないマシーンに仕立上げる事」
は是としなくなります。
変化についていけないから。。。
そうなると
3 )仕事はちゃんとしてるか?
の部分がまず変わってくるはずです。
そのスピード感は分かりませんが、方向性的には以下のような方向なはずです。
(理想の話ではなく、既に多くの大企業でも見られている形です)
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会社:従業員は個性と能力はバラバラの自立した一つの細胞のようなもので、多様な人を集め育てる。
管理職:各種細胞を集めてプロジェクトで結果を出す為の、小さな脳のような働き
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きっと、大企業の管理職の人もこういう変化は既に感じています。
でも、この変化はみんな怖いんだと思います。
大きな構造が壊れる前は、今の構造ありきで動いてる人は強く抵抗するので、針が逆に触れたりもします。
変化を感じていない人は、風見鶏で針の触れた方向ににながされていきます。
そんな中、
変化を感じていたとしても
一人の行動で構造の変化は加速すらしないので、外向きのアクションとしては何も変えない方がよかったりします(^^)
でも……
内向きのアクションとして以下の意識を持つか持たないかは、いつか構造が変わった時に右往左往しない為には必要な事だと思います(^^)
1)自分が一つの自立した細胞として出来る役割を強化していく事。
2)周りの個性や強みが違う細胞をまとめて生き物として動かして、プロジェクトとして結果を出す「脳」としての力をつけること。
本気で一律の生産マシーン組織にしようとしてる管理職や、会社のせいにして自己成長を止めてしまってる中堅社員も多いですが、
太古の時代から生き残るのは変化に対応した生物です(^^)
流されず、時間かけてでも、変化に対応する準備を整えましょう。
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