DXは効率化ではなく高サイクル可

新規ビジネスのコツは、違う市場での変化をこちら側に持ってくる事。

ヘルスケアの新規ビジネスの整理をしてて、ふと一般消費財の変化についてまとめてて、今日気がついた事があります。

・一般消費財の市場は、amazonなどECサイトの台頭で10年で大きく変化してますが、逆に変わって無いのが、『体験プロセス』
物を買うときに人が体験するプロセスです。

【むかし】
1)調べる(チラシ)
2)探す(小売店)
3)勧めてもらう(百貨店)
4)確かめる(現物をみる)

【今】
1)調べる(webpdsite)
2)探す(ECサイト)
3)勧めてもらう(レコメンド)
4)確かめる(返品ルール)

この観点でみると、人が体験するプロセスは変わってなくて、プロセスの実現がDX化しただけですね。

昔は体験する為に人間が動いているけど、今は体験する時に人間は動いてない。

但し、プロセスを回すサイクルは10倍とかになってる気がします。

DX化のポイントは、
『自分はその場にいながら、これまでと同じ体験が出来る。』
そんな感じがします。

ヘルスケアにおいては、体験プロセスはこんな感じ

【昔〜今】
1)周りに病院行けと言われる(知人・家族)
2)診察してもらう(対面診療)
3)薬をもらい飲む(薬局に取りに行く)

【これから】
1)周りに病院行けと言われてる(薬剤師)
2)診察してもらう(オンライン)
3)薬をもらい飲む(家に配送)

この、プロセスを早く回していく世の中すると、結果として人は健康になり医療費も減るんだと思ってます。
(未病で防ぐ、重症化させない)

体験プロセスってそうそう変わらないもの。
これから新規ビジネスを考えるとき、
お客様自身でも、エンドユーザーでも、その体験プロセスを維持しつつツールを変える事になりますが、

・効率がよくなり人員削減が出来ます!
というアプローチより、

・サイクルを回すスピードが10倍になり、より忙しくなります!

というアプローチがよいかも知れません。

効率化の裏側には人員カットが見えますが、サイクルのスピードを上げると言う言い方は、新たなチャンスがありそうな雰囲気が漂います(^^)

今回の気付き。

当たり前ちゃ当たり前なんだけど、DXを
『効率化→高サイクル化』
として腹落ちできたのは、私の中ではちょっと進化(^^)


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昼間我慢して、夜酒を飲んで愚痴を言うのが正しいサラリーマン?昼も心の声と行動を一致させて楽しく生きるすべをIT会社営業の立場で挑戦してみてる人のコラム。

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