「二律背反」を炙り出せ

先日今やってるプロジェクトで、ちょっとした山場がありました。
そのプロジェクトは
販売屋、ハード屋、ソフト屋の3社共同プロジェクトですが、ビジネスモデルの意識統一は以下のようにざっくりとしていました。
【ビジネスモデル】
・Aの業界に、とあるサービスを提供できるハードをハード屋が開発し、販売屋に売る
・販売屋はその流通網を活用し利用者に販売
・そのハードから得た情報をソフト屋が加工してBの業界に売る
その際
Bの業界への情報販売を大きく育てるには、Aの業界へのハード展開数がポイントとなるので、ハード展開が促進されるように頑張る。
普及させて国内のインフラを取ろうぜ!
と言った感じ。
サービス内容もようやく見えてきて、収益のとり方の詳細検討がはじまると、3社それぞれから出ているプロジェクトメンバー内で意見の違いが浮き彫りに。
◆ハード屋
 ハード要件決めた結果、競合より安く出来たから、満額で販売社に売り抜きたい。
    
◆ソフト屋(当社)
 B業界にデータを売るには展開数量が重要。ハード価格については競合よりちょっと安いレベルではなく、戦略的な価格で攻めるべき。データ販売収益は配分するモデルにするから、投資回収が遅れるが、結果としてハード屋の利益も多くなる。
◆販売社;内部でも意見割れてる。。。
私の見解では
ハード屋は競合より安いと言うが、競合も価格が高すぎてA業界への展開に苦労しているのが現状。
価格の競り合いに持ち込んでインフラとれるのかい?
足元のリスクヘッジが最重要になって、インフラ取るという大義忘れてないかい?
足元ばかりみてたら、目指す未来には行けないよ!
インフラをとる戦略で行かないと、ソフト屋の投資回収も不安定になる事も鑑みると、ハード屋の主張は身勝手だ。
と思っているわけで…
3社会議の場で上記見解を真っ直ぐハード屋にぶつけて、ハード屋とケンカになりました。
彼らの言い分は次の通り
「既にハード開発にかなり投資をしている!初期投資分の回収を望むのは当然じゃないか?現在価格でも売れるかもしれないしちゃんとデータも集まるかもしれない中、理想論では会社は動けない。
理想論でプロジェクトの進行を遅らすのは迷惑だ」
皆さんはどう感じましたか?
ハード屋の言い分も理解は出来るでしょ?
でもこの二律背反に目をつぶらないで、表に出せた事はいい仕事したなぁ〜と自画自賛もしてる私(笑)

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昼間我慢して、夜酒を飲んで愚痴を言うのが正しいサラリーマン?昼も心の声と行動を一致させて楽しく生きるすべをIT会社営業の立場で挑戦してみてる人のコラム。

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