今日も実践編。
「脱!合理主義」で書いた内容の実践編。
今回は患者が自宅にいて全ての医療行為が完遂出来る世の中にする為のプロジェクト「おくすりばこ」について。
今患者は病気になると地域の病院に自ら出向き、薬局に行き薬をもらって家で寝る。
それが当たり前の世の中。
患者が近くに行く!世の中ですね。
でも、患者は自宅にいて医師や薬剤師を選び、ぐるなびのように評点がついて、必要なものはすぐに配送されてくる。
頑者が選ぶ!世の中にしないと行けない。
そんな未来を目指すプロジェクトです。
税金で負担する医療費の削減にも繋がる話しで、未来へのストーリーの【全体の合理性】はある程度整ってます。
しかし、
【直近のアクションプラン】において合理性を求めると、
プレイヤーである医師や薬剤師や地方行政がメリットがある仕掛けとする事が大事になります。
現在、全国で250のなんかしらの地方行政を中心とした同様のプロジェクトが存在してますが上手くいってません。
だって、行政とか医師会が入ってくると、結局患者が便利になる仕掛けじゃなくて、患者が近くの病院や薬局に行くという行為はほとんど変わってないですもの…
立地で地域住民を抱え込む構造が彼らの既得権益になんです。
そこには本気でメスを入れません…
【直近のアクションプラン】に対して『変な』戦略を立てるなら…
行政や医師会や薬剤師会とは対立構造を基本とする。
患者に便利さのムーブメントを起こして、既得権益の構造を壊す動きをする。
という事になります。
コラムの最初の頃に、プロジェクトが上手く行かなかったと嘆いたコラムを配信しましたが、あれは一緒に実証実験の検討を行っていた会社が、【直近のアクションプラン】も「合理性」の話で進め出したからです。
今は、非合理な方法での動きをいくつか同時平行で動けるように練り直し中。
①業界No1の会社に薬局そのものを軒並み買収して、構造を変えて世の中変えようぜとのアプローチ。
②患者を切り崩していく事が大事なので、以下の2点を実施
-介護士を仲間に加え、患者へのプロモーションを促進
-
-開業医に医師会に反対する層がいるので、仲間になり患者へのプロモーションを促進
どれも、かなり回り道に思える非効率的な動きに見えます。
でも、きっと近道です。この『へんな戦略』
今後も当社の電カル連携してみてはどうか?とか合理性のありそうな話が沢山ありそうです。
全部否定してみたいけど…
変な戦略は最初の頃の周りの賛同者が少ないので、ある程度合理性の顔をもっておかないと、会社の中ではプロジェクト全体が進める事が難しくなります。
現在、色々模索しながら進行中です(^^)
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