90年前に経済学者のケインズは週に15時間働けば十分になると推測していました。
これは、モノが足りない時代に量を作る事が仕事でしたが、生産性が高まる技術革新のスピードから、働く時間は減らす事ができるとした推測です。
しかし、当時より生産性は飛躍的に向上したけど、
人は今でも週に40時間かそれ以上働いてます。
これは、人は「働いているのは良いことだ」との心理状態がある(ほとんどの人はニートは悪と設定するのもそれ)ので、仕事減らせなかったんですね。
モノは溢れそんなに求められてない時代になっても、あくなき生産性向上を求め効率性やスピードを上げてきました。
結果起きている事は、「クソ仕事の蔓延」です。
言葉悪いですが、「クソ仕事」とは、世の中に意味をなさない仕事の事。
モノ溢れてるのにこれ以上生産効率化してなんの意味があるんだって気持ちにさせる仕事や、エラーが発生しない為の事細かな対策を講じるも、そんな事やるくらいならエラー起こした方がむしろ対応工数少ないんじゃないか?って感じる仕事の事。
今世の中はこれを蔓延させる経営者だらけで、従業員のモチベーションや、モラルの崩壊を起こしているのです。
「クソ仕事」の対極の言葉はと言うと
「意味のある仕事」と言われてます。
仕事がもつ意味を与えると、従業員はやる気とモチベーションを上げてくるのです。
商品、サービス軸で考えると、
「意味のある商品」の対になる言葉は「役に立つ商品」となります。
役に立つだけでは誰でも作れて、模倣もされるし、価格競争になるだけの世の中です。
(だからグローバルで知的財産権がもてはやされているわけですが…)
意味のある商品にすると、それはもうだれも真似が出来ない物になります。
(ブランド戦略は商品に意味を持たしている典型です)
その商品が「役に立ちます」ではなくて、「こんな世の中にする為のツールです」と言って意味を持たせていくと、もはやその意味にファンがくっついて、それは模倣すると事が極めて困難になるのです。
AppleやAmazon信者が一定量いて、彼らはもはや類似サービスがあっても簡単に浮気しません。
世の中を変える意味を持ったサービスとして世の中に出して、ファンを作ってるので、類似品では勝てない…
ニッチな例で行くと、LCC(低価格航空)のピーチエア。LCCは軒並み経営破綻していますが、ピーチエアは売上のばしてます。
それは社長が『ピーチエアの存在によって戦争をなくす』と言う意味を与えていて、従業員の質が圧倒的に異なる事が要因と言われてます。
「LCCが戦争をなくす?」
一見分からないですが、世界中どこでも簡単に移動出き、世界の文化により多くの人が直接触れる事でメディアの誘導にも惑わされず自分で世界の人々を理解出来るようになる。それが次の戦争を起こさないポイントなんだってメッセージを出し続けてます。
LCCに意味を持たせてますよね(^^)
今の足元の仕事を意味のある仕事に変換できたら…その力はこれからどこの市場でも必要とされる力だとおもいます(^^)
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