りんごと梨を売る計画があり活動した時
結果は以下の通りだったとします。
・りんご
計画30個 注文100個
・梨
計画100個 注文30個
この時、計画を重視してると内部で何か起こるか。
■梨の担当者
梨を100個売るという計画を立てのに、
結果30個しか売れなかった。。
この場合、計画を達成する為に、残り70個を売るにはどうしたらいいか?って一生懸命考えます。
■りんごの担当者
りんごを30個売る計画を立ててた。でも、100個を注文をとってきたので、70個売りそびれた。
この場合、計画の甘さを指摘されるので
りんごを計画通り30個売って営業活動をやめた。
計画とおりとみんな安心した。
社内こうなります(^^)
でもお気づきの通り、これは正しくないですよね。
正しくは、
『市場はりんごを欲してるから、梨は見切りをつけて、みんなでりんごを売ろう。』
が正解のはずです。
このとっても簡単な事が出来なくなるのが計画の怖さ。
計画というのは立てる必要があるのですが、計画の目的は市場と社内の感覚とズレを暴きだす為のものであり、予定通りに進める為のものであってはいけないのです。
そして、ズレを暴きだす事を目的とするならABテストの様に複数のパターンで市場と向き合う必要があります。
一つのパターンで市場と向き合うとズレは見えにくいんです。
皆さん何かのビジネスに取組むとき、複数パターンの計画を立てて両方実行するとか出来るイメージありますか?
当社の中ではこれは「無理だよ」って感覚だと思います。
一つの計画に対するチェックと裏付けに要する必要時間が多すぎて、複数同時にやるにはリソース不足に陥ります。
でも、一つの計画に時間を費やすから、みんな余計立てた計画を守ることに必死になるのです。
おかれている環境が凄く影響してしまっているのですが、個人の活動範囲からでよいので、以下の行動の仕方にシフトしていって下さい。
・計画を軽く。
・実行を複数パターンで。
・市場の声を感じて修整する。
DXの世の中の必須スキルになると思います。
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