イラスト図解でわかるDX


あまり読書は得意ではないですが、ステイホーム期間に読んだ本をご紹介したいと思います。
【おススメ度】
 ★★★☆☆

【所感】
・「入門」なだけに説明が丁寧。導入がIT初歩レベルの説明で、結論も「とにかく最新情報を集めるべき!」という薄い展開ではあったが、先進技術の事例集(というかもはや妄想集)としては興味深かった。

・本のタイトルの「イラスト&図解」は期待しない方がいいかも・・・。(説明自体が易しいのでなくてもいいぐらい)

・経産省の出しているDXレポートで描かれるIT業界視点の「DX」と、この本で描かれる一般視点の「DX」を合わせて捉えることでDXの全体像がより得やすくなった印象。

【サマリ】
・現代社会におけるキーワードは「ディスラプション(破壊)」と「エクスポネンシャル(指数関数的)」。

デカコーン、ユニコーン企業(=巨大未上場ベンチャー)が次々と出現することにより、産業の破壊と、企業や市場の指数関数的(※)な加速が今後も進む。
(※y=xではなく、y=xの二乗的な増加、発展)

・AI、IoT、ブロックチェーン、デジタルツインといった新しい技術がどんどん各産業に取り入れられ、産業そのもののルールを変えながら破壊していく。
(ex.3Dプリンタで薬や住宅が作られるようになる、ブロックチェーンによって契約がスマートになる、etc...)

・「勝者」となる企業の成長はエクスポネンシャル。
常に新しいものを世の中に出し続けなければそれは実現できないが、GoogleにとってのYouTubeのように、必ずしも企業自体に独創性が無ければいけないわけではない。

・変化していく社会で生き残っていくには、新しいテクノロジーに関する情報を得続けることと、実現するための仲間、環境を常に求めることが重要になる。

コラムシェア みんなつなガル

昼間我慢して、夜酒を飲んで愚痴を言うのが正しいサラリーマン?昼も心の声と行動を一致させて楽しく生きるすべをIT会社営業の立場で挑戦してみてる人のコラム。

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